荒尾梨 新高梨

梶原果樹園にて収穫販売しています梨品種と
荒尾梨・新高梨のおいたちなどの紹介
 梶原果樹園の梨収穫カレンダー 

7月
下旬
8月
上旬
8月
中旬
8月
下旬
9月
上旬
9月
中旬
9月
下旬
10月
上旬
10月
中旬
10月
下旬
愛甘水
幸水
あきあかり
秋麗
豊水
かおり
あきづき
新高
   *台風その他、自然の影響により収穫時期は前後することがあります。
   *7月下旬より11月上旬までいつでもその時期の旬の梨をご賞味いただけます。

〜愛甘水梨〜
(あいかんすい)
愛甘水は梶原果樹園で最も早く収穫される梨で
平成になって品種登録された新品種のひとつです。
まだスーパー等の小売店では、なかなかお目にかかれませんし
県内で生産する梨園もごくわずかな 希少な梨です。
梶原果樹園では7月下旬から8月中旬にかけて収穫販売いたします。
夏の梨らしく水分が多く甘くておいしい梨です。
その収穫時期とおいしさから、お中元やお盆のお供えに人気です。
ただ、非常にデリケートな梨で収穫が完熟より数日早いと甘みがいまいちで
完熟になると常温では日持ちがしません。
発送にはクールが必須ですし、保管は必ず冷蔵庫でお願いいたします。


〜幸水梨〜
(こうすい)
いま、二十世紀梨を抜いて、日本で一番生産地、生産量の多い梨です。
全国的には梨と言えばこの梨が一番に思い浮かぶのではないでしょうか。
梶原果樹園では8月上旬〜中旬にかけて販売しています。
水分が大変多く、果肉がやわらかく、甘くておいしい梨です。
しかし、その時期大変暑いのもあって 傷みが早いのが難点です。
当園では少ししか栽培面積がないのであっという間になくなります。
大きさは新高に比べるとかなり小ぶりになります。


〜豊水梨〜
(ほうすい)
幸水梨と並び全国的に生産地、生産量の大変多い梨です。
梶原果樹園では 8月中旬から9月下旬にかけて販売します。
(8月中旬〜9月初め頃までは 簡易ハウス栽培)
果肉がやわらかく多汁で 酸味をあわせ持つ、たいへんおいしい梨です。
果形が整いにくいのと みつが入りやすいのが 難点です。
大きいものになると 新高にも劣らないサイズもあります。

〜あきづき梨〜

<あきづき>も<愛甘水>同様、平成になって品種登録された新品種の一つです。
(新高×豊水)×幸水=あきづき
その血統どおり、新高、豊水、幸水の"良いとこ取り”で丸くて甘くておいしい梨です。
全国の生産者や指導者らに、その将来に厚い期待を寄せられている
3拍子そろったゴールデンルーキーと言ったところでしょうか。
無理に悪く言えば、よく出来すぎていてこれといった特徴のない・・・・そんな梨です。
梶原果樹園では9月中旬から10月上旬にかけて収穫販売いたします。


〜かおり(平塚16号)梨〜

  

昭和30年頃に果樹研究所において、新興梨と幸水梨(菊水との説もあり)を交配して
育成された品種ですが、栽培方法がとても難しく面積あたりの収穫量が少ないため、
品種登録されずにそのまま<まぼろしの梨>とよばれつつ、今に至っています。
その為、<かおり>という名は通称名で<ナシ平塚16号>という振り当て番号が正式名称で、
その通称名の通り食べごろになると甘い香りがしてきます。
東京の某高級果物店がその品質に注目し、
目玉商品として取り扱っているほど希少価値の高い青ナシのひとつです。

梶原果樹園では2010年より本格的に収穫できるようになりました。
栽培方法がとても難しくとありますが、まさに・・・
どんなに入念に摘果をしても形がそろわず、
遮光性の高い果実袋をかけると色は揃いますが甘みがいまいち・・・
収穫が早すぎると、これまた甘みが薄いし、
完熟になってしまうとおいしいけど日持ちがしないし、ミツが入る・・・
なるほど、色、形、味を全て揃えるのは至難の業
そこで、やはり食べ物であるからには外見よりも味を重視しようということで
アザがある程度ついて綺麗な黄緑色ではなくなってしまいますが
遮光性の低い果実袋をかけ、熟度の見極めを徹底することにしました。
つまり、シミやソバカスがあって、とてもオテンバだけど
とっても味のある<かおり>ちゃんということで、よろしくお願いいたします。


〜新高梨〜
(にいたか)


その大きさ、形、おいしさで梨の王様と呼ばれる梨です。
梶原果樹園では9月下旬〜11月上旬にかけて販売します。
当園の栽培面積の ほとんどが新高です。
サクッとした歯ごたえ、練乳でもかけたかのような甘さ、
まさに王様と呼ぶにふさわしい、見てびっくり、食べてまたびっくりの梨です。
室温でも長期保存ができます。
台風等の自然災害に遭いやすいのが難点です。
大きいものになると赤ちゃんの頭ほど大きくなります。



〜新高のおいたち〜

新高梨とは、

新潟県が原産の「天の川」と 高知県が原産の「今村秋」を 
大正時代に 京都大学教授 菊池秋雄博士によって かけ合わせられ
新潟県と高知県の頭文字を それぞれ取り、「新 高 梨」として 
昭和2年に誕生したそうです 

*以下追記*
というのが、近頃までの通説でしたが、
最近のDNA鑑定により「天の川」と「長十郎」の掛け合わせが有力と発表されました。
また、その時代背景から当時日本一高い山であった台湾の「新高山」にあやかって
「新高」と命名されたという説も浮上しています。
・・・・・・・・・・。
園主は今まで何人の方に上記の説明を自慢げにしたことか・・・・。


〜荒尾梨紹介〜

荒尾梨の歴史

約一世紀ほど昔の、明治41年(1908)に 松尾茂三郎氏と関島益男氏が
荒尾市の菰屋、大谷に それぞれ植えた梨が
荒尾梨の始まりと、いわれています。
荒尾での 新高の栽培は、昭和30年頃から始まり
40年代、50年代と ますますさかんになっていきました。
かつて、三井三池炭鉱で 働かれていた多くの方に
その大きさやおいしさから、「荒尾ジャンボ梨」とかわいがられ、
ふるさとや友人、知人へと 全国へ発送されていきます。
そこから、高級贈答品として 全国的に「荒尾梨」と、その名を 知られていきました。
今では200戸を超える生産農家が互いに切磋琢磨し競い合い
その栽培面積や総収穫量は日本一を争うほどとなっています。


有袋栽培

荒尾地域においてはほとんどが有袋栽培されています
有袋栽培の利点は 果実表皮が美しく均一になり贈答品に適していること、
それからなんといっても病気や 鳥、虫などの被害から 守ることです。
そもそも袋が かかっている事で防菌、防鳥、防虫になり
それだけ農薬散布回数も 減らせます。
また、無袋では有袋に比べ、果実での農薬の残留期間が2〜7倍長くなります。
無農薬が不可能な梨栽培において、多大な費用と労力をかけてまで
袋をかける意味は そういった安全や品質への 「こだわり」なのです。


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